海の中
濱崎 里沙さん
建築・インテリア・環境デザインコース
2回生
濱崎 里沙さん
今回が2回目の参加となる濱崎さん！
素敵なイラストとともに発表くださる印象があり、今回も楽しみにしていました！
鮮やかな色使いが素敵な「海の中」を表現した作品です。
第20期
海の中
concept
海の中
target
・海の中で暮らすことに憧れのある人
・落ち着きを求める人
・非日常的空間が好きな人
提案の説明
海の中にいるような落ち着きのある空間をお部屋でも表現したいと思い、デザインしました。
海の「青色」はリラックス効果や集中力の向上、ゆっくりとした時間経過を感じるといった効果があります。
お部屋のシーリングライトは水面をイメージした既製品を採用。サンゴ礁をイメージしたラグは自作です。壁は塗料を使い、上から下にいくにつれて濃い青色にしていきます。深海を思わせるグラデーションで、塗装も自分で行う予定です。
審査員コメント
中澤
海の中をイメージしたお部屋は今までになく、斬新なアイデアですね。
松本先生
ドローイング（線画）は雰囲気がよく分かって良いですね。床の青色や壁のペイントなど、実際的なところを詰めていきましょう！
小林先生
既製品とオリジナル部分のバランスが良いですね。「海の中」という着眼点も今までに無いので、面白いと思います。図面等の実寸に落とし込んでいってほしいです。
沖安
デザインがすごくかわいいですね！ラグや壁を自作していただけるのは嬉しいです。
岡林
「海の中」をイメージされたお部屋はキレイかつ、リラックス効果もあって良いと思います！水面のシーリングライトは見てみたいです。
施工スタッフ
グラデーション壁をどのように施していくのかが課題となりますね。
評価グラフ
海の中で暮らすことは「青色」の心理的効果により、落ち着きを保てる空間になるのでは？と考えました。海の青色×クリーム色のサンゴ礁ラグを組み合わせて、落ち着きと可愛らしさを表現しました。
審査員コメント
中澤
ご自身で部屋の施工をする、ということですので施工がしやすいと思います。リラックスできそうなお部屋のデザインです。
松本先生
なかばアート作品の中に住むような空間になりそうで、実現がとても楽しみです。
小林先生
今までに無かった「海」というイメージをしっかりと再構築し、デザインし直していて良いです。
沖安
デザインがすごく素敵です。カラーまでしっかり考えられているし、施工方法やラグ自作の熱意を感じました。
岡林
サンゴ礁に見立てたラグは濱崎さんの手作りを考えていらっしゃるということで、完成が楽しみです。海を表現した壁色のグラデーションもキレイでよく考えられています。
施工スタッフ
施工上、問題はございません。
評価グラフ
総評
京都芸術大学様との室内リフォームプロジェクト「StamP！」は、今年で10年目となりました。これまで多くの作品を提案いただき、商品として市場に出してきましたが、２回転目、３回転目になるお部屋も出てきていますが、いずれも退去後、早々に決まっています。
今回は、８名の学生さんに参加いただきました。
これまでと違い、コロナ禍ということで、中間発表・最終発表ともにZoomによるプレゼン形式でしたが、パソコンの画面が近いため、提案シートも見やすく、学生さんの表情や声も近くに感じることができ、内容が良く伝わってきました。
そんな中、最優秀賞は濱崎さんの「海の中」。海の中にいるような落ち着ける空間のご提案で、ラグの制作や壁面の塗装はご自身で行っていただけるところも高評価でした。優秀賞は、佐藤さんの「hakou(波光)」で、天井にフレームを取り付け、そこに布を垂らすことで、波の光を感じる空間にするというご提案でした。特別賞は違った用途での使用が可能な木を模した机をご提案いただいた田村さんの「木と住む部屋」でした。
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