「1つの部屋に1つの照明」という常識から、「天井・壁・床3点に照明」を固定で配置する部屋へ。
住まわれる方に照明に合わせて家具の配置を楽しんでいただくことを考えました。
また、イスに座って本を読むとき、ベッドに入ったときなど、使いたい明かりをつけたり、消したりして自分の好みの空間を作れるように部分照明を選びました。
Hikari To Kage
清水 杏朱さん
第17期
Hikari To Kage
最優秀賞
concept
「1つの部屋に1つの照明」という常識から、「天井・壁・床3点に照明」を固定で配置する部屋へ。
住まわれる方に照明に合わせて家具の配置を楽しんでいただくことを考えました。
また、イスに座って本を読むとき、ベッドに入ったときなど、使いたい明かりをつけたり、消したりして自分の好みの空間を作れるように部分照明を選びました。
target
照明家具が好きな人
material
TERTIALテルティアルワークランプ ホワイト
REGOLITレゴリトペンダントランプシェードホワイト
HEMMAヘマ コードセットホワイト
IKEA PS 2017 フロアランプ,ホワイト
cost
TERTIALテルティアルワークランプ ホワイト ¥1,499
REGOLITレゴリトペンダントランプシェードホワイト ¥399
HEMMAヘマ コードセットホワイト ¥1,000
IKEA PS 2017 フロアランプ,ホワイト ¥9,990
建築・インテリア・環境デザインコース
2回生
清水 杏朱さん
アパートやマンションなど自分だけの暮らしができる空間が好きです。
一人暮らしで楽しむ部屋を考えていきたいと思います。
映画・都市伝説
・TSUTAYAで映画を5枚借りる
・都市伝説の動画を見ること
提案の説明
照明を一つずつ天井、壁、床に固定で配置し、照明を固定したことで住む方に家具を配置してもらい、照明に合わせるように置いていただきたいと思います。
審査員コメント
中澤
これからのデザイン次第で良くなると思います
八木
照明で部屋のパターンを作る点は良いが、もう少し個性があっても良いのでは
南
照明を軸に住まい方を考えられていて実現性が高く感じる。配置や色によって用途や空間を切り分けられる。
岡林
他の部屋にも使えそう。家具の種類によってテイストが変わり良い。
・家具は入るのか?・癒やされそう・お昼の楽しみ方はないのか
施工スタッフ
照明器具によって電力が足らないケースがある
評価グラフ
最終プレゼンを終えて、今まで発表した中で自信がありました。
まだまだ発表する姿勢など、課題があります。
お部屋は黒色の壁紙を部分的に使用することにより、部屋に奥行きを出しました。
審査員コメント
中澤
部屋に奥行を感じられる、スタイリッシュな作品だと思います。
八木
黒色の壁紙で光を目立たせていて、良い感じの仕上がりになっていると思います。
村上一級建築士
照明について考えていて面白いです。模型も電池を付けて光らせていて、凝っていますね。
南
黒い壁紙を一部分だけ使うことで重たさを感じさせないアクセントになり照明も主役になっていて、で面白いと感じました。
岡林
照明に合わせて家具を配置するという新しい発想がステキです。光と影のコントラストが上手に表現されています。
施工スタッフ
施工上、特に問題はありません。
評価グラフ
総評
今回で京都造形大との産学プロジェクト「スタンプ」も17期となりました。
毎回、斬新で柔軟な発想の提案に驚かされていますが、今回は、特にコスト面、施工方法をきちんと考えられていた作品が多かったように思います。
その理由の一つとしては、これまでにもこのコンペに参加いただいた学生の方が多く、コンセプトやデザイン性だけでなく、実際に施工し賃貸市場に出すという前提から、コスト面・施工方法が審査の重要な部分を占めていることを分かっていただいたからだと思われます。
そのような中で、最優秀賞は、一回生の時から今回で三度目の参加となった清水さんの「Hikari To Kage」となりました。照明器具と黒色の壁紙を効果的に配置し、光と影のコントラストを使って奥行きを感じられる部屋を提案いただきました。 優秀賞は西村さんの「Desk plan B」。部屋の中心に広いデスクを配置し、作業が行えるようにするという芸大生ならではの発想の提案でした。
清水 杏朱さんがオススメする他の作品
施工内容
「1つの部屋に1つの照明」という常識から、「天井・壁・床3点に照明」を配置する部屋へ。
住まわれる方に照明に合わせて家具の配置を楽しんでいただくことを考えました。
また、イスに座って本を読むとき、ベッドに入ったときなど、使いたい明かりをつけたり、消したりして自分の好みの空間を作れるように部分照明を選びました。
壁の黒色部分は「壁紙」でなはく「塗装」で仕上げました。
クローゼットの高さと壁の黒色部分の高さを同じにすることにより、お部屋に統一感が出ています。
また、照明の光の当たり方を楽しむために塗装範囲も変えました。
清水さんのこだわりが垣間見えますね。
夜は雰囲気が一変し、落ち着くようなモダンなお部屋に。
カッコよさとオシャレさを出しつつ、住む人の生活も考えたお部屋に仕上がりました。
施工費
おすすめ
ポイント
照明が主役のお部屋ってなかなか無いですよね!
黒で部分的に塗装することによってお部屋が重たくなり過ぎず、メリハリが出ています。
日が昇っている午前中~夕方にかけてはモノクロで近代的なお部屋で、日が沈むと照明を点けてゆったり癒しの空間になります。自分の好み、時間帯に合わせてスイッチONにする照明を変えられるのも魅力の1つだと思います。
光と影のコントラストを楽しめる1室ですね!
マンション名
Builm-One(ビルムワン)
住所
京都市伏見区向島中島町28
アクセス
京阪宇治線【観月橋駅】 徒歩9分
近鉄京都線【向島駅】 徒歩15分