窓の役割として主にあげられるのは、「通風」と「採光」です。
日本人がお茶を飲んだりお客様をもてなすために使われる茶室は通風と採光としての役割だけでなく、「部屋を飾るための窓」があります。今回はワンルームに「茶室の窓を取り入れた部屋」を提案します。
お茶室
東 麻奈さん
第16期
お茶室
特別賞
concept
窓の役割として主にあげられるのは、「通風」と「採光」です。
日本人がお茶を飲んだりお客様をもてなすために使われる茶室は通風と採光としての役割だけでなく、「部屋を飾るための窓」があります。今回はワンルームに「茶室の窓を取り入れた部屋」を提案します。
target
・和の雰囲気が好きな人
・和室に興味のある人
・大学生・留学生
material
・格子
300×700
600×800
300×900
・照明
和紙製
cost
・格子
300×700 1枚2000円
600×800 1枚3000円
300×900 1枚5000円
・照明
和紙製 4990円
建築・インテリア・環境デザイン
2回生
東 麻奈さん
部屋の片面の壁に茶室を参考にしデザインした窓を配置します。
・レール部分を厚くすることで物を飾れるようにする
・一部壁紙を変えてスライドできるようにすることで部屋の雰囲気が変えられる
・窓の片側に書類などを貼れるようにする
・飾り窓・収納としても使用できる
・鏡を貼ってドレッサーのように使う
・スライドして物を隠す
審査員コメント
舩井
外国人に好まれそうなデザインが良い。留学生に良さそう。
中澤
お茶室の雰囲気を取り入れているが新しい感じになっている。
南
鏡をしまっておけるというのがとてもいいと思います。汎用性が高く、おしゃれな空間に仕上がりそうです。
施工スタッフ
和調の落ち着いた京都らしいデザインで施工も問題なしです。
評価グラフ
総評
今回は、これまでで最多の12名の学生さんに参加いただきました。
作品については、これまでにないタイプのものもあり、幅広いジャンルの提案をいただけたように感じました。
最優秀賞は、澤江さんの「-SHIKI-」。室内で四季を感じられるようなデザインの部屋づくりをする、というコンセプトが斬新でした。
優秀賞は、趣味の映画をもっと楽しめる部屋にするという提案をいただいた矢野さんの「贅沢な空間」と、レトロな備品や小物で落ち着きのある雰囲気の部屋を提案いただいた宮本さんの「レトロな部屋」の二作品となりました。
大学の先生が選ばれた特別賞は東さんの「お茶室」となりました。
今回、コスト面も考慮いただいた作品が多く、デザイン性がありながら施工費が安価でいける五作品を実際に施工したいと思っております。