普段部屋の中に光を入れたり部屋の空気を入れ替えたりするために使っている「窓」に焦点をあてました。
元々日本において、「窓」は「一幅の絵」として使われていたことを踏まえ、「窓」を部屋の中にあえて作り一服できる、または自分だけの世界を形成する装置として、何かできないかという提案です。
一人暮らしでワンルームに住むとなると窓やその先に広がる風景は遠い存在になるかと思いますが、部屋の中にインテリアとして「窓」を作り生活の風景の一部とし、またふとした時に壁を眺めると自分だけの世界が窓の奥に広がるということを試しました。
「窓」を軸に自分の好きな世界で寛ぎ、生活の風景として、趣味の風景として、季節を感じるきっかけとして活用してもらえるといいなと思います。