バイカラー
柏木 真琴さん
建築・インテリア・環境デザインコース
2回生
柏木 真琴さん
今回が初参加となる柏木さん！
初参加とは思えない、しっかりと考えられたコンセプトとデザインが素敵です。
「気持ちの切り替え」に着目し、空間を分けることをご提案いただきました！
空間を分けることだけじゃない、細部にも注目いただきたい作品です！
お琴、旅行、読書
お父さんが建築関係の仕事をしていて、その影響で高校から建築を学んでいたから。
第20期
バイカラー
concept
「バイカラー」：ワンルームを使い分ける
target
・少し個性のある部屋で堅実に生活したい人
提案の説明
1つの空間（ワンルーム）で様々なことを行う時、気持ちの切り替えが必要です。
そんな時に自分のライフスタイルに合わせて空間をカスタマイズできれば、より快適にお住まいいただけるのではないかと思い、デザインしました。
部屋を「色・照明・家具」を使って2つのエリアに分けます。淡い青色の壁紙を使ったゾーンは仕事や勉強当に使う集中できるエリア、ベージュの壁紙を使ったゾーンはダイニング、ベッドルームとして使うリラックスエリア。また、照明の色も分けて、ワンルームでありながら使い分けができるデザインです。
審査員コメント
中澤
空間を仕切って用途を変える、大きさの違う棚で仕切られているところが良いですね。
松本先生
「身体がそうふるまってしまう」というアフォーダンスを思わせるようなデザインを空間に埋め込むことができれば良くなると思います。しっかりカタチになるよう、考えていきましょう。
小林先生
コンセプトである「アフォーダンス」を実現するためのオリジナリティある仕掛けづくりを考えていただければと思います！
沖安
仕切りという着目点が良いですね。あともう一歩踏み込んで考えていただければもっと良くなると思います！
岡林
用途を分けてスペースを作る、という点もそうですが、壁をホワイトボードにして文字やイラストを描けるという点も良かったです！
施工スタッフ
カウンターの位置をどうするか考える必要がありますね。強度が必要になってくると思います。
評価グラフ
特色と実用性を兼ね備えた部屋を作りたいと考え、
ワンルームを「色・光・家具」の3点で、「仕事」「リラックス」の2つのエリアに分けました。
審査員コメント
中澤
「色・光・家具」で部屋を分けるという新しい発想で、コンセプトがしっかりしていますね。よく考えられた提案だと思います。
松本先生
シンプルな操作ですが、実際完成した時に、照明の色・壁の色の反射でどこまで空間が意図したように変わるのか…見てみたいですね！
小林先生
「特色」と「実用性」に注目して、それを解決するために「色・光・家具」と要素を与えている部分が分かりやすいです。
沖安
中間発表より内容が良くなっていると思います。色の使い方が良いですね。光や家具でトータルコーディネートされているところも良いと思います。
岡林
中間発表よりお部屋のイメージがつきやすいです。選ばれた2色の色が綺麗で、そこまで派手でもなくオシャレで落ち着いた空間になりそうです。
施工スタッフ
本棚をどのように取り付けるかが問題です。
評価グラフ
総評
京都芸術大学様との室内リフォームプロジェクト「StamP！」は、今年で10年目となりました。これまで多くの作品を提案いただき、商品として市場に出してきましたが、２回転目、３回転目になるお部屋も出てきていますが、いずれも退去後、早々に決まっています。
今回は、８名の学生さんに参加いただきました。
これまでと違い、コロナ禍ということで、中間発表・最終発表ともにZoomによるプレゼン形式でしたが、パソコンの画面が近いため、提案シートも見やすく、学生さんの表情や声も近くに感じることができ、内容が良く伝わってきました。
そんな中、最優秀賞は濱崎さんの「海の中」。海の中にいるような落ち着ける空間のご提案で、ラグの制作や壁面の塗装はご自身で行っていただけるところも高評価でした。優秀賞は、佐藤さんの「hakou(波光)」で、天井にフレームを取り付け、そこに布を垂らすことで、波の光を感じる空間にするというご提案でした。特別賞は違った用途での使用が可能な木を模した机をご提案いただいた田村さんの「木と住む部屋」でした。
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